口頭試験対策


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 筆記試験合格者のみが受験できる口頭試験は、技術士合格のための最終関門です。この試験は受験さえすれば必ず合格するという保証はありません。もし失敗すれば筆記試験からやり直さねばなりません。
 技術士試験における口頭試験の位置付けは、筆記試験の結果、技術士として適格であろうと思われる人物に対し、
   ・経歴及び応用能力が技術士に相応しいか。
・体系的専門知識や技術に対する見識を有するか。
・技術者としての倫理が備わっているか。
・技術士制度を理解しているか。
などを国が、口頭試問を通じて最終確認することを目的としています。

1.口頭試験の準備
 口頭試験対策には以下の資料が必ず必要です。
   ・受験願書のコピー
・業績経験論文
・技術士法条文
・技術士倫理要綱
・筆記試験の問題と解答の再現
・基本書
・学習の過程でまとめたキーワード、資料等
 口頭試験は提出した受験願書の内容や、回答した筆記試験の内容と密接な関係があります。なぜならば試験官はこれらの資料を手元において質問するためです。特に筆記試験で出来なかったところやあやふやな部分を容赦なくつっこんできますので対策が欠かせません。

2.口頭試験のポイント
(1)経歴及び応用能力について
 この分野は記述した業績経験論文と受験願書の内容をもとに質問されます。
 具体的には、次の3項目が柱となります。
   ・これまでに携わった業務の概要を時系列で説明する。
・業績経験論文の内容を説明する。
・業績に関する経済性、新規性、独創性
 ここでは業績経験論文の再現と確認及び受験願書に記入した経歴内容の確認を行います。また業績経験論文に関する周辺技術知識や技術動向、コストや取得した特許について整理する必要があります。
 実際の試験において業務の概要説明は、受験願書に記入した時系列に沿って説明することを原則とします。また試験官が受験者自身に関心を持ってもらえるよう、回答を工夫します(試験官を自分の得意な専門分野に引き込むためです)。
 業務内容の説明にあたっては他人や上司が主役ではなく、自分自身が必ず主役であることを忘れてはいけません。また決して一方的な自慢にならないよう、あくまでも謙虚に答えることが肝心です。不合格者の多くはこの部分で失敗し、あとの設問が満足に答えられなくなるようです。

(2)必須科目及び選択科目について
この分野は約10分間の間で「受験者が選択した専門事項に対する知識を十分有しているか」、「技術コンサルタントとしてクライアントが納得できるよう説明できるか」等が問われます。
 ここでの対策は筆記試験の解答再現と持ち帰った試験問題を使って行います。まず持ち帰った試験問題から模範解答を作成し、間違った問題や不明な点を正確に理解しておきます。また正解と思われる部分でも周辺分野の技術知識を整理し、深く理解しておくことが重要です。選択した専門事項に関しては基礎技術から応用技術及び最新動向にわたり幅広く整理しておきます。このとき前述したように筆記試験でまとめたキーワード集や、専門事項に関する資料等を十分に活用してください。また日常業務を通じた知識の整理など効率よく進めるように心がけてください。
 なお全部問にわたって環境問題、情報技術、リサイクル、国際規格は必須です。筆記試験に出題されなかったとしても、これらに関する事項はキーワードとして整理しておく必要があります。

(3)技術士法について
下記の条文は必ずチェックしてください。できるだけ暗記する程度までに読み込みます。
   第1条(目的)
第2条(定義)
第32条(登録)
第33条(技術士登録簿及び技術士補登録簿)
第4章 技術士等の義務
第44条(信用失墜行為の禁止)
第45条(技術士等の秘密保持義務)
第45条の2(技術士等の公益確保の責務)
第46条(技術士の名称表示の場合の義務)
第47条の2(技術士の資質向上の責務)
第59条

(4)必ず暗記すべきこと
 技術士の義務等については必ず暗記し、内容を理解します。
   ・信用失墜行為の禁止
・技術士等の秘密保持義務
・技術士等の公益確保の責務
・技術士の名称表示の場合の義務
・技術士補の業務の制限等
・技術士の資質向上の責務