技術士第二次試験 総合技術監理部門 平成14年度過去問題 

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択一式

記述式

 


 

U−1.択一式   解答の個人的な見解はこちら(正解の保証はありません)

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U-1-1
 次の説明文の中で最も妥当なものを答えよ。

@どのリスクに対策を実施すべきかは論理的に決まり,責任者価値観は反映されない。
Aリスクは0になるまで低減すべきである。
B発生確率の高いリスクは必ず低減すべきである。
Cリスクの低減と回避は同じ対策である。
Dリスクの低減は,活用できる技術によってもその実現レベルは異なる。

U-1-2  
 次のリスクマネジメントにおける移転対策について最も妥当なものを答えよ。


@全てのリスクには,移転対策を打つべきである。
A影響が小さくとも,発生確率の高いリスクには,移転対策を打つべきである。
B発生確率は低くても,影響の大きなリスクには,移転対策を打つべきである。
C影響の大きなリスクには,低減対策よりも移転対策を実施すべきである。
D過去に顕在化した経験をもつリスクには,移転対策を実施すべきである。

U-1-3  
 次に示す安全理論の中から,事故事象の発生原因の構造的関係と定量的な重要度を事前に把握するために,最もふさわしい手法を答えよ。


@イベントツリー手法
Aフォールトツリー手法
Bハゾップ手法
CFMEA手法
Dオペラビリティ手法

U-1-4
 次の社会的受容(PublicAcceptance:PA)に関する文章で最も正しいものを答えよ。

@社会的受容は,対象となる事象に負の効用の面がないことが条件となる。
A社会的受容は,対象となる事象に負の効用があっても正の効用がある場合,その両面を勘案して選択されるものである。
B社会的受容の程度は,地域を問わず不変である。
C社会的受容の程度は,時代を問わず不変である。
D社会的受容は,対象となる事象に負の効用の有無にかかわらず,正の効用に集中・注目して技術情報を提供することによって達せられる。

U-1-5
 システムの信頼性に関する次の文章は@〜Dのどの用語の説明かを答えよ。


 故障が存在しても機能又は性能を縮退しながら要求する機能を遂行し続ける設計上の性質,つまり他の故障が発生しても機能の一部を保持して何とか稼動を続けようとする性質である。

@フォールトアボイダンス(Fault Avoidance)
Aフォールトトレランス(Fault Tolerance)
Bフェールソフト(Fail-soft)
Cフェールプルーフ(Fail-proof)
Dフェールセーフ(Fail-safe)

U-1-6
 次のリスクマネジメントの説明で正しいのはどれか答えよ。


@リスクマネジメントで最も基本的な要件は組織の整理である。
Aリスクマネジメントシステムは効率を基本として構築する必要がある。
Bリスクマネジメントシステムは責任と権限の明確化が最も重要である。
Cリスクマネジメントの有効性はトップより中間管理職のやる気で定まる。
Dリスクマネジメントは顕在化したリスクの対応を迅速にできることが最も大切である。

U-1-7
  次のIS09001の説明で最も適切な記述を答えよ。


@ISO規格 IS09001は,品質システムの審査登録制度を国際的に行うために制定された規格である。
AISO規格 IS09001は,供給者の品質システムを確実にするための指針である。
BISO規格 IS09001は,全ての国において,組織が採用すべき品質システム規格である。
CISO規格 IS09001は,供給者の品質システムに関する購入者の要求事項である。
DISO規格 IS09001は,組織がこの規格に基づいて品質システムの審査登録を受けなければならない規格である。

U-1-8
 次の中から最も適切でない記述を答えよ。


@改善のためには標準化が必要である。
A標準は文書化されなければならない。
B標準はその教育・訓練が必要である。
C標準の改定は控えるべきである。
D繰り返される活動は標準化するのがよい。

U-1-9
 次の中から最も適切でない記述を答えよ。


@検査は経験豊富な人が行うのがよい。
A信頼性向上のためには厳重な検査を行うのが最もよい。
Bこれまでの実績に基づいて,検査を簡略化することができる。
C品質は検査ではなく工程で作り込むのが原則である。
D製品の生産に従事した者でも,その検査を行うことができる。

U-1-10  
 次のTQM活動に必要と考えられる項目の中で,不適当なものを1つ選び答えよ。


@QCの教育・訓練
A経営における製造物責任保証活動
B企画・開発・販売・アフターサービスに至る品質保証活動
C個々の職場単位のQC活動
D経営者が主導する全社的QC活動

U-1-11
 施工計画に通常含まれる内容として,ふさわしくない項目を次の中から1つ選び答えよ。

@説明責任計画
A工程計画
B仮設計画
C安全衛生管理計画
D工法計画

U-1-12
 品質管理の現場では,種々の手法が使用されている。次の項目の中で,これに相当しないものを1つ選び答えよ。


@パレート図
Aヒストグラム
Bチェックシート
C散布図
D山積み・山くずし図

U-1-13
 環境価値を測定する方法については様々な方法があるが,次の説明はどの方法の説明か答えよ。


実際のデータに基づくのではなく擬制市場の下で実験的に個人の支払い意思額(WTP)や受け入れ意思額(WTA)を測定する方法である。本方法では,設問形式で当該環境財に対するWTPやWTAを引き出す。

@コンジョイント分析
A仮想評定法
B多目的評価法
Cヘドニック価格法
Dプロファイル法

U-1-14
 次の説明は,どの言葉の説明か答えよ。

 OECD(経済協力開発機構)において提唱されたもので,一般に公害対策の正義と公平の考え方の基礎を与えている。

@環境アカウンタビリティ
Aバーゼル条約
B汚染者負担の原則
Cグリーン購入
Dライフサイクルアセスメント

U-1-15
 次の産業廃棄物について述べたもののうち,誤っている記述を答えよ。


@廃棄物処理法における産業廃棄物とは,事業活動に伴って生じた廃棄物すべてのことである。
A特別管理廃棄物は法律により具体的に指定されている。
B特別管理廃棄物とは,廃棄物の中で,爆発性,毒性,感染性,その他人の健康や生活環境に被害を生じる恐れのあるものをいう。
C廃棄物は,大きく一般廃棄物と産業廃棄物の2つに区分されている。
D最近の排出量の状況は,大きな変化はなく,バブル経済崩壊後はほぼ横ばいの状況である。

U-1-16
 グリーン調達に関連して,誤っているものは次のどれか答えよ。


@環境負荷の低減に資する物品,役務を国等の公共部門が積極的に調達するとともに情報提供を進めていく。
A環境物品とは環境負荷の低減に役立つ原材料又は部品,それらの利用,そしてこれらの製品を用いて行う役務のこと。
B製品事業者等は,環境物品等について適切な情報提供に努める必要がある。
C地方自治体はその区域の自然的社会的条件に応じて,環境物品等への需要の転換を図るための措置をとるよう努める。
Dグリーン購入法は,2003年4月から施行される見込みである。

U-1-17
 マニュフェスト制度(産業廃棄物管理制度)について,誤っているものは次のどれか答えよ。


@マニュフェスト制度は排出事業者がマニュフェストを交付し,廃棄物処理の流れを管理して適正処理を履行する仕組みである。
A平成9年度の改正により,特別管理産業廃棄物に適用されることとなった。
B廃棄物を排出する事業者は,その事業活動によって生じた産業廃棄物を自らの責任において処理しなければならない。
C排出事業者は最終処分までに適正に産業廃棄物の処理を行う必要がある。
Dマニュフェストとは,廃棄物を管理するための帳票のことである。

U-1-18
 環境アセスメントについて,誤っているものは次のどれか答えよ。


@環境影響評価法において,環境に対して影響を与えることが予想される事業について,必ず環境アセスメントを実施しなければならない事業(第一種事業)が定められている。
A実施するか否かの判断手続き(スクリーニング)が必要となる事業では,必要と判断された事業に対して環境アセスメントを実施しなければならない。
B環境アセスメントにはどのような環境の要素について,どのような方法を用いて環境への影響の予測と評価を行うかというスコーピングの手続きがある。
Cスコーピングの手続きは,事業者が独自に適切に実施すれば良い。
D我が国の環境アセスメントでは,事業の実施に先立って環境への影響を予測することになっている。

U-1-19
 コンピュータネットワークに関連して使用される次の英語の略号で間違えているものはどれか答えよ。


@IT: Information Technology
AEC: Electronic Commerce
BFTTH: Fiber to theHome
CADSL: Asynchronous Digital Subscriber Line
DB2C: Branchand Bound Computing

U-1-20
 コンピュータに関連して使用される次の英語の略号で一般的でないものはどれか答えよ。


@CAD: Computer Aided Design
ACAM: Computer Aided Manufacturing
BGIS: GrovalI nformation System
CXML: Extensible Markup Language
DDM: Digital Map

U-1-21
 情報システムの安全対策についてユーザが講ずべき対策として最も効果が少ないものは次のどれか答えよ。


@パスワードの管理
A端末の管理
Bソフトウェアのバージョンの固定化
Cバックアップの励行
Dウィルス対策

U-1-22
 近年,「ソリューションビジネス」という言葉がしばしば聞かれるが,次の中で最も広く使われている用法と思われる説明を1つ選び答えよ。


@顧客の経営課題を情報技術と付加サービスを通じて解決するビジネス手法
A顧客の経営課題を豊富なコンサルタント経験に基づき解決するビジネス手法
B顧客の経営課題をコンピュータを使わずに解決するビジネス手法
C顧客の経営課題を解決するための統合型コンピュータシステムを構築するビジネス手法
D顧客の経営課題を解決するための経営モデルを提示するビジネス手法

U-1-23
  我が国の特許制度では,特許の保護期間は次のいずれであるか答えよ。


@出願から10年
A出願から20年
B出願から30年
C出願から40年
D出願から50年

U-1-24
 次の中に知的財産権に該当しないものはいくつあるかその数を答えよ。


ア.著作権
イ.特許権
ウ.半導体回路配置利用権
エ.実用新案権
オ.商標権
カ.意匠権
キ.植物新品種

U-1-25
 リーダーシップの機能としてふさわしくないものは次のどれか答えよ。


@仕事の遂行
A遂行能力の維持・向上
B仕組みや文化をつくる
C粗織を代表する
D下位の組織との連携

U-1-26
 労働時間の管理の弾力化対策としてふさわしくないものは次のどれか答えよ。


@フレックスタイム制度
A変形労働時間制度
Bみなし労働時間制度
C裁量労働制度
D固定給与制度

U-1-27
 次の人的資源管理に関する記述のうち,妥当なものはどれか答えよ。


@人的資源の能力を最大限に発揮するためには,適切な組織形態をきめることが必要であるが,その際には分業関係と部門化,義務関係,伝達と協議の関係,そして公式化に関しての決定を行う。
Aリーダーは,与えられた仕事を成し遂げることと,そのために必要な能力の維持と向上が主な役目であり,仕組みや文化をつくることは上位組織の役目であり,関与しないのが一般的である。
B人的資源開発には,業務と切り離した教育訓練よりは,職場における仕事を通じた能力育成のほうが有効である。
C構成員の仕事の評価を人事考課によって表現することは人材育成の一手段であり,客観性と平等性を重視することが必要である。
Dインセンティブとは,人々の労働意欲や達成意欲,協調意欲である。

U-1-28
 近代的なプロジェクトマネジメント手法に直接関係無いプロセスを含むものは次のどれか答えよ。


@人的資源(又は粗織)に関するプロセス,小集団活動に関するプロセス
Aコストに関するプロセス,品質に関するプロセス
Bコミュニケーションに関するプロセス,リスクに関するプロセス
Cスコープ(又は範囲)に関するプロセス,総合(又は戦略)に関するプロセス
D資材調達に関するプロセス,時間に関するプロセス

U-1-29
 人の労働意欲を引き出す源泉であるインセンティブのうち,使われていないものは次のどれか答えよ。


@物質インセンティブ
A評価インセンティブ
B人的インセンティブ
C排他的インセンティブ
D自己実現インセンティブ

U-1-30
 次のナレッジマネジメントの説明のうち正しいものはどれか答えよ。


@人間の知識は,大きく「暗黙知」と「形式知」である。
A「暗黙知」は,他人が分かる形態で表現できる知識である。
B日本人は,「暗黙知」に弱く,西欧人は長けているといわれる。
C「暗黙知」から,「形式知」への変換は,人と人との密着によって行われることが多い。
Dナレッジマネジメントとは,人間の知識を,収集して蓄えておくことをいう。

U−2.記述式

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U-2 次の2問題について解答せよ。(U-2-1については茶色の答案用紙を,U-2-2については緑色の答案用紙を使用して,それぞれ2枚以内にまとめよ。)

U-2-1
 あなたが現在従事している又は過去従事した業務・職務において,総合技術監理上の課題を3つ挙げ,それぞれあるべき方向について述べよ。
 取り上げる課題のうち2つは,「経済性管理」と「社会環境管理」として,残りの1つは,「情報管理」,「人的資源管理」,「安全管理」の中から選べ。


U-2-2
 次の3つの問題項目のうちから1つを選び答案用紙の問題番号欄の( )に記入し,「環境アセスメント(項目(2),(3)に関しては社会的影響)」,「ライフサイクルコスト」,「工程管理」に言及しながら,総合技術監理の視点から見解を述べよ。なお,考察に当たって,具体的な設定を自分で行い,その設定した事項も記載せよ。

(1)5万人規模のサッカー競技場の建設

(2)介護用ロボット(機器)の開発

(3)コンピュータシステムの統合