| 技術士第一次試験 平成13年度 適正科目 |
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次の10課題に設定された15問題を解答せよ。 |
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課題1 |
課題2 |
課題3 |
課題4 |
課題5 |
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課題6 |
課題7 |
課題8 |
課題9 |
課題10 |
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課題1 [MENU] | |||
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技術士等の義務に関する規範として,法律には技術士法第4章の規定があり,日本技術士会には技術士倫理要綱がある。次に掲げる技術士法第4章を読んで,問題1と2に答えよ。
1.技術士等の義務に関する説明として,適切でないものはどれか。
2.技術士は,「一般的な職業人」ではなく,科学技術に関する「専門的な職業人」であるという社会の認識がある。このような専門的職業人の特質の説明としてふさわしくないものはどれか。
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課題2 [MENU] | |||
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3. B)ある企業に勤める技術士(建設部門)Bは,同社の上得意先であるY町の町役場を訪問した際,担当者から,町が所有する歩道橋の改築工事に伴う構造上の安全確認業務を,口頭で個人的に依頼された。相手は頻繁に会う得意先であるし,仕事も忙しかったので,技術士Bは十分に明確な契約は結ばなかった。業務は全く問題なく無事終了し,最初に申し合わせた報酬は,約束どおり期日までに,技術士Bの銀行口座に振り込まれた。 C)ある企業に勤める技術士(電気・電子部門)Cは,自分が設計段階から関わっている同杜の新製品を宣伝するための文書を作成するように上司から指示を受けた。そこで原案を作成し,上司に見せたところ,上司は「なんだか,地味だね。もっと派手に新しい機能を宣伝してよ。どうせ素人にはわからないんだから,世界で最も進んだ技術による新機能であるとか,他社製品より数倍優れているとか,という宣伝文句を入れて,派手な文章にしてよ。」とコメントした。技術士Cは,その製品が,「世界で最も進んだ技術」も,「他社製品より数倍優れた機能」も持っていないことをはっきりと認識していたので,悩んだ末,「技術士として,そのような誇大広告はできません。」と上司に伝えた。
E)技術士(衛生工学部門)Eは,大学時代の友人とあるゴルフ場でばったりと再会した。中規模の産業廃棄物処理工場を経営するこの友人は,Eが技術士であることを知ると,是非技術コンサルタントとして,彼の会社の廃棄物処理業務の監査をしてもらいたいと依頼した。技術士Eは,この申し出に同意し,厳格な守秘義務条項を含むコンサルタント契約を,友人の会社と結んだ。数ヶ月後,技術士Eがコンサルタントになる前の処理が原因で,この会社が法律で厳しく規制されている重金属による土壌汚染を引き起こしていることを,技術士Eは業務の中で発見した。技術士Eは友人にこの件を公表して,汚染処理を速やかに行うことを助言したが,友人は資金難を理由にこれを拒否した。また,技術士Eに契約書の守秘義務条項を示して,この事実を社外に漏らさないよう強く要求した。その後も,技術士Eは何度も友人を説得したが,友人はどうしても説得に応じようとしないので,ついに,技術士Eは契約書にある守秘義務条項を破って,関係官庁にこの事実を報告した。 F)技術士(経営工学)Fは,大手の建設関係の企業に勤めている。同社のある新規プロジェクトに発足当時から関与している技術士Fは,最近,そのプロジェクトの下請業者を選定する仕事を任せられた。下請業者の候補には,技術士Fが幼い頃世話になった叔父が経営する会社も含まれていた。ここ数年この叔父とはほとんど会っていなかったが,下請業者を最終的に選定するその週になって,叔父から電話が入った。叔父は「やあ,元気かい。お父さんやお母さんもお変わりないかな。ところで,赤坂に値ははるが,すこぶるうまい料理を出す料亭を見つけたんだが,今夜一緒に行かないか。久しぶりだからおごるよ。」と技術士Fを誘った。技術士Fは「時間は空いていますし,是非ご一緒させていただきたいのですが,仕事のこともありますので,来週以降にしませんか。」とこの申し出を断った。
H)米国の製薬会社Pコープに勤務していた技術士(生物工学部門)Hは,ヘッドハンティングで日本の大手製薬会社Z製薬に引き抜かれた。技術士HがPコープ社で開発したある技術を,Pコープ社は日本でも特許申請をしていたが,まだ,正式には認められていなかった。技術士HがZ製薬で担当した仕事は,現在のところ,特許申請中の技術とは直接関係しなかったが,将来的には,この技術がZ製薬のある製造工程を飛躍的に改善し,コストを大幅に軽減する可能性があった。そこで,技術士Hの直属の上司が,技術士Hにこの技術の核心部について社内の関係者に口頭で説明するように求めた。技術士Hは,Pコープ社との雇用契約には守秘義務条項があったことと同社が現在日本で特許申請中であることなどを説明した上で,上司の要求を拒否した。 I)ある化学薬品会社の技術コンサルタントを20年以上勤めている技術士(化学部門)Iの自宅に,ある夜突然,この会社の社長から電話が入った。「Iさん,折り入って頼みがあるんだが。実は,先月フランスの得意先から我が社の主力商品の製造工程に関する質問が来たので,企業秘密に触れない部分についてだけ適当に答えておいたんだが,今日,その工程について来週までに詳しいデータが欲しいといってきた。ところが,担当者が休暇で海外に出ていて連絡が取れない。Iさん,申し訳ないが,適当にそれらしいデータを並べた報告書を作ってくれないかな。データはうちの若いエンジニアにどこかの論文から持ってこさせるから。もちろん,報酬はコンサルタント料とは別に払うよ。」と社長は懇願した。社長とは長年のつきあいであるし,この会社からのコンサルタント料は,技術士Iの収入の大きな部分を占めていたので,技術士Iはこの仕事を引き受け,社長の指示どおりに報告書を完成させた。
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課題3 [MENU] | |||
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次の倫理綱領を読んで,問題6に答えよ。 ある仮想的団体の倫理綱領は,次の3項目からなっている。 1)自然を尊重し,現在及び将来の人々の安全と福利,健康に対する責任を最優先し,人類の持続的発展を目指して,自然及び地球環境の保全と活用を図る。 2)自己の属する組織にとらわれることなく,専門的知識,技術,経験を踏まえ,総合的見地から事業を遂行する。 3)公衆,依頼者及び自身に対して,公平,不偏な態度を保ち,誠実に業務を行う。
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課題4 [MENU] | |||
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次の文章はある技術者協会の倫理規定の抜粋である。この倫理規定を読んで問題7に答えよ。 倫理規定
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課題5 [MENU] | |||
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次の文章はある技術者協会の倫理規定の抜粋である。この倫理規定を読んで問題8に答えよ。 倫理規定 8.技術士Kは,建設コンサルタントとして,鉄道地下駅の大規模な地下構造物の計画に従事している。構造物の施工に当たり,周辺の地下水位が高いために,水位を低下させる工法を採用する必要がある。周辺にはこの地域に残された貴重な林があり,樹齢150年を越える大木が何本か存在している。技術士Kの態度として正しいものは次のうちどれか。
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課題6 [MENU] | |||
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次の文章を読んで,問題9及び10に答えよ。 株式会杜JCOの転換試験棟での作業は,核燃料サイクル開発機構の原子炉「常陽」の燃料用として,高濃度の硝酸ウラニル溶液の製造を目的としていた。1999年9月29日から3人で製造の作業を開始し,事故は翌30日に起きた。核燃料物質の使用許可による【ア】(いわゆる正規のマニュアル)では,溶解塔でウラン粉末に硝酸を加えて溶解し,その溶液(硝酸ウラニル溶液)をポンプで貯塔へ送ってウラン濃度を均一化する作業を,1バッチ(作業単位:2.4sU)ごとに管理して行うことになっていた。ところが,社内の【イ】(いわゆる裏マニュアル)では,溶解塔を使わずに,ステンレス製バケツ(10リットル)内で手作業で溶解するように変更され,さらに実際の作業では,その【ア】さえも無視して,使用目的の異なる大きな沈殿槽へ,溶液をステンレス製パケッ(5リットル)と漏斗を用いて手作業で注入していた。事故時までに,沈殿槽に7バッチ分が注入されたという。
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課題7 [MENU] | |||
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次の文章は,環境問題に対処する方法の1つ「予防原則」に関する議論である。この議論を読んで,問題11に答えよ。 工場排水中に含まれていたメチル水銀が,生物濃縮を経て魚類の体内に蓄積され,日常的に魚を摂取していた地域住民を中心に,メチル水銀中毒患者が出た。水俣病である。既往の病状と異なるものであったために,様々な要素が原因ではないかと指摘された。しかし,真の原因の特定と対策が遅れ,これが水俣病の被害を拡大した。原因として指摘された複数の要素の中に,真の原因が含まれているとするのならば,すべての要素を予防的に取り除くことができる。それは問題の解決に繋がる。したがって,一旦指摘されたすべての要素を取り除き,その後,精緻な調査を行って真の原因を突き止めると同時に,真の原因ではなかったと確定した要素についてはその時点で復活させればよい。これに類する主張を「予防原則」とよぶ。一方,近年における環境の状況下では,「予防原則」は有効でないという主張もある。 11.「予防原則」について数名で議論をした結果,次に示すような意見が出た。現時点の状況を踏まえたとき,最も不適切だと思える意見はどれか。
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課題8 [MENU] | |||
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次の文章は,地球規模の環境問題,ここでは,地球温暖化について成立する一般論を述べている。この文章を読んで,問題12に答えよ。 環境問題を,地域環境問題と地球環境問題の2種類に分けて考えたとき,先進諸国における地域環境問題はかなり改善がすすみ,日本の場合においても1970年頃の状況を汚染のピークとして,その後一貫して改善の方向にある。今後,発展途上国においても,地域環境の問題は解決に向かうことが期待できる。これに対して,地球温暖化の問題は解決が極めて困難である。なぜならば,それは,化石燃料という有限な資源をどのように分配すべきか,という経済の発展に直接関係する問題だからである。発展途上国は次のように主張する。「先進国がここまで経済的な発展を果たすことができたのも,石油を中心とする安価なエネルギーをふんだんに使うことができたからである。発展途上国が温暖化防止の枠組みに参加するということは,これまでの温暖化に対して途上国は責任がないにもかかわらず,自らの将来的な経済発展を阻害する可能性があって,不公平である。まず,先進国が自らの姿勢を正すこと,これが第一歩である」。 12.この問題を環境倫理として議論したところ,次のような意見が出された。最も不適切だと考えられる意見はどれか。
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課題9 [MENU] | |||
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次の文章は製造物責任に関する判決文の一部である。この文章を読んで,問題13及び14に答えよ。 現代の社会生活は,他人が製造し流通に置いた製品を購入し利用することによって成り立っているといっても過言ではないが,規格化された工業製品の場合,流通の過程において販売会社や小売店が個々の製品の安全性を確認した上で販売することは通常予定されていないし,これを取得する消費者が個々の製品の安全性を判断する知識や技術を有しないことも明らかであるから,このような製品の流通は,製造者が製品を安全なものであるとして流通に置いたことに対する【ア】ということができる。 13.アに入れる言葉として,最も適当と思われるものほどれか。
14.イに入れる言葉として,最も適当と思われるものはどれか。
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課題10 [MENU] | |||
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次の事例を読んで,問題15に答えよ。 1974年,満員の大型旅客機DC-10の初めての墜落事故がパリ郊外で起こった。乗客乗員全員の346人が死亡した。これが倫理的に問題であるのは,ジェット機の設計の欠陥のためにそのような事故が起こるに違いないということが,前もって知られていたからである。 15.この事例に関して,以下の考え方の中で,適切でないものを1つ選べ。
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