予想問題の作り方 

 

 

技術士試験では精度の高い予想問題を作成することが求められます。この作業は特に業績論文で必要です。ここでは私が作成した予想問題を例に、その作り方を示します。

 

 例として、私が選択した科目である「精密機械」を取り上げます。
 平成5年以降の過去問を並べて見ると「精密機械」の場合は、下の表のように

・技術士として最もふさわしいと思われる業績を一つ選ぶ問題
・成功例と失敗例の2つを示す問題

 しか出題されていません。

平成 5年

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した業務のうち、技術士として最もふさわしいと思われる業績を1つ選び次の4つの設問に答えよ。

平成 6年

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した業務のうち、技術士として最もふさわしいと思われる業績を1つ選び、次の3つの設問に答えよ。

平成 7年

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した業務のうち、技術士として最もふさわしいと思われる業績を1つ選び、次の3つの設問に答えよ。

平成 8年

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した業務のうち、技術士として最もふさわしいと思われる業績を1つ選び、次の4つの設問に答えよ。

平成 9年

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した技術士としてふさわしいと思われる業務のうち、成功例と失敗例の2つを示し、次の設問にそれぞれ答えよ

平成10年

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した技術士としてふさわしいと思われる業務のうち、成功例と失敗例の2つを示し、次の設問にそれぞれ答えよ。

平成11年

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した業務のうち、技術士として最もふさわしい業績を1つ選び、次の設問にそれぞれ答えよ。

平成12年

あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験した業務で、技術士としてふさわしい業績のうち成功例と失敗例を選び、次の設問にそれぞれ答えよ。

次に各設問に着目すると、次の7つしかありません。

  @業務の目的
  A要求仕様
  B技術的課題
  C解決までの思考と結果
  D定量的な説明
  E技術的・経済的な将来への見通し
  F失敗の理由

そのうち@〜C、Eは必ず出題されています。これらの結果から次のような予想問題を作成することができます。

予想問題

 あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した業務のうち、技術士として最もふさわしいと思われる業績を1つ選び、次の4つの設問に答えよ。   

1.業務の目的と要求仕様について述べよ。 
2.上記目的を達成するために解決すべき技術的課題を列記せよ。 
3.それらの技術的問題に対してあなたが採用した対策と、それらの対策に至るまでの技術的思考過程及びその実施結果について述べよ。 
4.その業務についての技術的、経済的評価を現在の視点から述べよ。

再現問題と比較すると、

平成13年再現問題

 あなたが受験申込書に記入した「専門とする事項」について、あなたが技術責任者として体験実施した業務のうち、技術士として最もふさわしいと思われる業績を1つ選び、次の4つの設問に答えよ。
   
1.業務の選択理由と目的および技術的課題について述べよ。 
2.それらの技術的課題に対してあなたが採用した対策と、それらの対策に至るまでの技術的思考過程およびその実施結果について述べよ。 
3.その業務についての技術的、経済的評価を現在の視点から述べよ。
4.あなたが採用した対策以外の技術的解決手法について述べ,今後の動向や将来性について述べよ。。

 このように、非常に精度の高い問題が作れることになります。他の選択科目でもほぼ同様のことが言えます。多少、予想問題に誤差が大きくなるものもありますが、過去問から小設問を抜き出して箇条書きに並べると、おのずと問題の傾向が見えてきます。
 上記例では予想問題を1問しか作ってませんが、最低2パターンは用意しておく必要があります。

 

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